おはようございます!
5月17日にお茶摘みで1日ほぼ、外におりました。
私が大好きな場所の一つが、無農薬で作る緑茶が育つ場所。清々しく気持ちがいい。
長いお茶摘み時間の間、暑いけれど、まだまだやりたいと思ってしまう。心と体の浄化に最高の場所となっています。
緑茶の効能やカテキンとは?そして今、日本茶が消えようとしている話、コロナウィルスにも有効であるという研究についてもご紹介したいと思います。

積んだばかりのお茶の葉。天ぷらにして食べてもおいしい!
目次
緑茶のカテキンとは?
カテキンは、ポリフェノールの一種で、タンニンと呼ばれてきた緑茶の渋みの主成分。お茶のカテキンは、1929年、理化学研究所の辻村博士らによって初めて存在が確認されました。茶葉中に形の違う4種類のカテキンが存在しています。
カテキンは非常に酸化しやすい物質。緑茶は、荒茶製造工程中で酸化酵素の働きが抑えられるため、ほとんど酸化しないのだそうです。
エピカテキン
エピガロカテキン
エピカテキンガレート
エピガロカテキンガレート ※
エピロガロカテキンガレートについては、新型コロナウィルスのところでも説明があります。
お茶飲料を製造する工程で加熱処理を行うことで、一部形が変化
エピカテキン →→→ カテキン
エピガロカテキン →→→ ガロカテキン
エピカテキンガレート →→→ カテキンガレート
エピガロカテキンガレート →→→ ガロカテキンガレート
緑茶抽出液中の主なカテキンの割合
◎エピカテキン・・・・・・・・・6.4%
◎エピガロカテキン・・・・・・・19.2%
◎エピカテキンガレート・・・・・13.7%
◎エピガロカテキンガレート ・・59.1%

手摘みで摘んだお茶を製茶にしてもらう
カテキンの効能といわれているものは?
抗酸化作用
抗ウイルス作用(様々な病気やウィルスの予防に)
抗ガン作用
コレステロールを下げる作用
血糖の上昇を抑える作用
殺菌作用・抗菌作用
虫歯・口臭予防
肥満予防
本来の日本茶ってどんなもの?
昔ながらの在来種のお茶葉は、淹れたときの色は黄色から淡い茶色になります。最近の濃緑色でドロっとして粉っぽいお茶は、本来の姿ではないのだそうです。
最初、私の主人がお茶を入れたら、「これって本当に緑茶なの?茶色いよ」と言いました。在来種のお茶は、あとから茶色になるのです。
お茶の最大の特徴は香りです。淹れたときに出る独特の芳香。実はこの香りがなくなってしまった最大の原因は、機械で収穫してすぐに製茶することにあるのだそうです。
日本のお茶の残念なこと ~農 薬~
日本伝統の緑茶の産地は全国にあるのですが、農薬量が半端ないところが多いと聞いています。野菜やお米、果樹以上に農薬が多く使われているのがお茶や緑茶であるといいます。
お茶の地域の地下水を検査すると、検査する人が嫌になるぐらいに農薬で汚染されていると、某宅配野菜をしている会社の人が言っていたと聞きました。
昨日のお茶摘みをした町では、作る人が減ったっためにお茶をつくる工場がなくなってしまいました。そのため、そこから一番近い町の工場にもっていって、摘んだその日に持っていったのでした。
お茶を飲む人が減ればお茶を作る人もなくなります。でも今回のコロナウィルスの件で、緑茶が非常に有効であることもわかりました。
ちなみに、有機栽培については、無農薬ではありません。化学的に合成された農薬を使用することは禁止されていますが、すべての農薬が禁止されているわけではありません。もちろん、農家さんによっては農薬を使わない有機栽培もあります。農家さん次第なのです。
私が関わっているこのお茶畑は、全く農薬が使われていません。「栽培中は無農薬」という表示がありますが、完全に無農薬という意味ではありませんのでご注意下さい。
完全無農薬の緑茶なら、粉末にしても安心して飲める
本当であれば、緑茶を粉にして食べたり飲んだりするのが一番効果的です。または使ったお茶葉を、佃煮にすることもできますし、ふりかけにしてご飯を一緒に食べることもできます。
なぜ緑茶を粉末にしたほうがいいのか?これを以下のコロナウィルスにも効果があるというところで書いていますので、興味のある方は読んでくださいませ。
緑茶はなくなってはいけないものですし、手摘みにすることで、さらにお茶の葉が発酵することもわかりました。安心の緑茶を飲んで、免疫力を作っていただければと思います。
静岡でお茶を販売する人が、内緒で個人で飲むお茶としてこのお茶を買っています。飲んだことのある方はご存知かと思いますが、大変おいしい緑茶になっています。
手摘みのお茶は貴重
機械化されてすぐに製茶されることで、日本茶に大事な香りがなくなりつつあるとお伝えしました。
手摘みの貴重なお茶を飲むことで、緑茶本来の香りがもどってきます。「これはハーブですか?」と購入された人から聞かれるほどの、緑茶があります。
手摘みの場合は時間をかけてゆっくりと籠の中で揺られ風に当たりながら進められます。そうすることによって萎凋(いちょう)という現象が起こります。萎凋とはゆっくりと水分が蒸発しながら葉がしおれてくることで、自らの酵素によって微発酵が起こります。この微発酵の作用により独特の芳香を放つということです。
「Natural Life Journal」より ナチュラル・ハーモニー(自然栽培野菜の宅配)の通信
緑茶の効能、新型コロナウィルスにも有効!?
情報の1つとしてご覧ください。情報は取捨選択しましょうね。今、緑茶がいいことを伝えらえています。
【新型コロナウィルスには緑茶が有効のようです】
https://www.researchsquare.com/article/rs-19560/v1
※医学部研究論文でありますが、査読前論文ということをご理解の程宜しくお願いいたします。
※論文はEGCGが効果的であったと報告されております。
新型コロナウィルス COVID-19に関してEGCG(エピガロカテキンガレート Epigallocatechin gallate)が有効であり、強い抗新型コロナウイルス作用が認められたようです。《EGCGのCOVID-19に対する作用機序》
・新型コロナウィルスが細胞に付着するときに使うスパイク・グリコプロテインの3箇所にEGCGが結合して、ウィルスの付着と侵入を阻害する。・細胞に付着した後のACE2との複合体にも結合して、その働きを阻害すること。更には、ウィルス内部に移行してRNAが働く場合のエンドリボヌクレアーゼという酵素の働きを抑える。
このEGCGは日本の食料品の中では『緑茶(特に玉露)』の中に多く含まれる成分です。
(紅茶は茶の葉が発酵させられるときに、EGCGが酵素的に酸化されて別の物質(テアルビジン)に変化してしまうため効果的ではないそうです。)
抹茶や、茶葉をすり潰すことによって茶葉全体を飲む場合は、含まれているエピガロカテキンガレートが全て消化管内に入るため、最も有効だとも考えられています。
最も一般的な飲み方であると思われる、急須などに茶葉を入れて、お湯を注いで抽出された液(即ち「お茶」)を飲む場合、お湯の温度が高い方がエピガロカテキンガレートの抽出率が高まるようです。
緑茶の成分が、インフルエンザなどの、他のウイルスに対しても非常に有効であることは以前から知られており、そのことは多くの方がご存じのとおりです。その場合も多くの機序が働いていることが明らかになっていましたが、その一つは、インフルエンザウイルスが細胞に付着するときのスパイクの部分にエピガロカテキンガレートが結合して、その働きを失活させてしまうことでした。同じことが、新型コロナウイルスの場合にも起こるようです
ご自身できる「コロナウィルス対策」。少しでも安全な緑茶を選んで、自分の体を守りましょう。
緑茶だけではなく、抹茶もいいそうですよ。
充実感満タンの無農薬のお茶摘み ~私の体験談~
私もすごい日焼けし、充実感、満足感でいっぱいです。
そのお茶畑、いるだけですごい浄化力なんです。だから、暑くても「もうちょっと、もうちょっと」って思ってがんばってしまう。心と体にとって居心地がいいのだと私は思います。
私はやはり、農的な暮らしなしには生きていられないと実感しています。神様が与えてくれた大切なものを、感謝して収穫させていただく。本当に幸せを実感します。
摘んでこそ日本のお茶!? 茶摘みの歌
「茶摘み」の2番に、この歌詞があるのです。
摘めよ摘め摘め摘まねばならぬ。摘まにゃ日本の茶にならぬ~♪
「茶摘み」 文部省唱歌 作詞作曲者ともに不明 より
「茶摘み」の歌詞の中に、あるのですよ~。
手摘みのお茶を飲める人は、ラッキーなのでしょうね。
参考文献
・ナチュラル・ハーモニー「Baton vol.18」より「日本茶が消えようとしている」